【ラストワンマイル労働組合】株式会社LGアセット代表取締役社長の真子裕史氏と「渡辺誠秘書室」

目次

書類送検で見えた私設実行部隊

ラストワンマイル労働組合は先の記事で、株式会社ラストワンマイル代表取締役会長兼CEOの渡辺誠氏が、金融商品取引法違反事件で書類送検されていた事実と、事件の中心となった海外株式の仕組債運用を整理しました。

別媒体である「オカミのユニオン」の検察ユニオンも、「金融商品取引法違反で渡辺誠氏・真子裕史氏・LGアセットを時効寸前に書類送検したが、、、」と題する記事を公開しています。

検察ユニオンによる確認では、本件に付された3つの検察事件番号は、渡辺誠氏、真子裕史氏、株式会社LGアセットの3者に対応しています。

つまり、本件は渡辺氏個人だけの金融商品取引ではありません。

株式会社ラストワンマイルの代表取締役である渡辺誠氏の秘書室室長であった真子裕史氏と、同氏が代表取締役を務める株式会社LGアセットも、それぞれ独立した事件対象として福岡地方検察庁へ送られていたのです。

そこで今回は、渡辺氏の陰に隠れがちだった真子裕史氏と株式会社LGアセットを中心に、本件の指揮命令系統を紐解きます。

すると見えてくるのは、一般的な上場会社代表の秘書室ではありません。

金融商品を動かす秘書室長、会社の給与で渡辺氏の私生活を支える私設秘書、その先で反社会的勢力との接点を背景に動く実行部隊という、渡辺氏個人のために編成された私設組織です。

3つの事件番号が示す真子裕史氏と株式会社LGアセットの当事者性

福岡地方検察庁で本件に付された事件番号は、次の3つです。

  • R08-002699
  • R08-002700
  • R08-002701

この3事件は、渡辺誠氏、真子裕史氏、株式会社LGアセットの3者に対応する金融商品取引法違反被疑事件です。

福岡中央警察署は、単に渡辺氏だけを指示者として送検したのではありません。真子氏による投資実務と参加者対応、株式会社LGアセットという法人の登録と信用の利用についても、それぞれ刑事事件として整理しました。

  • 渡辺誠氏は、仕組債の構想、勧誘、運用方針、資金収受を主導した人物。
  • 真子裕史氏は、渡辺氏の指示を受け、投資参加者への対応や運用実務を担った人物。
  • 株式会社LGアセットは、金融商品を適法に取り扱える会社であるとの信用を参加者へ与えた法人。

福岡地検は、その後、3事件を嫌疑不十分として不起訴にしました。

しかし、嫌疑不十分は、真子氏とLGアセットが事件と無関係だったという認定ではありません。福岡地検が起訴に必要な証拠を十分にそろえられなかったという処分です。

福岡地検の能力不足と不起訴判断については、検察ユニオンの記事で詳しく追及されています。本記事で焦点とするのは、警察が3者をそれぞれ事件当事者として整理するに至った、その役割分担です。

「金融商品取引法違反で渡辺誠氏・真子裕史氏・LGアセットを時効寸前に書類送検したが、、、」

真子裕史氏は単なる秘書ではない 秘書室室長とLGアセット社長の二つの顔

真子裕史氏は、本件の投資参加者に対し、渡辺誠氏の秘書室を統括する秘書室室長をであり、元みずほ証券の金融実務経験者として紹介されていました。

さらに、株式会社LGアセットの代表取締役でもあります。

株式会社LGアセットの公式会社概要には、現在も次の内容が掲載されています。

  • 代表取締役は真子裕史氏。
  • 設立日は2021年2月18日。
  • 資本金は500万円。
  • 事業内容は金融商品仲介業、財務コンサルティング、資産承継、相続対策、M&A仲介等。
  • 登録番号は福岡財務支局長(金仲)第123号。
  • 所属金融商品取引業者は、あかつき証券株式会社及び東海東京証券株式会社。

LGアセットの代表メッセージでは、「お客様との長期的な信頼関係」を掲げ、2008年から証券会社で富裕層や会社オーナーの資産運用に携わってきたと説明しています。

表向きの肩書だけを並べれば、上場会社代表取締役の秘書室室長であり、証券会社での経験を持ち、金融商品仲介業者を経営する金融実務の専門家です。

ところが、本件で真子氏が行っていたのは、通常の秘書業務ではありません。

十数名規模の富裕層が参加するTelegramグループにおいて、渡辺氏の指示を受けながら、海外株式を組み合わせた仕組債の運用実務と参加者対応を担っていました。

予定表を管理する秘書が、いつの間にか1億円規模の他人の金融商品を管理していたのです。

秘書室室長という肩書、LGアセット代表取締役という肩書、元証券会社勤務という経歴。この3つの信用が一つに重なり、渡辺氏が主導する金融商品へ正規性を与える役割を果たしました。

株式会社LGアセットの登録より先に始まっていた仕組債運用

本件を理解する上で、最も分かりやすいのが時系列です。

  • 2021年2月18日、株式会社LGアセットを設立。
  • 2021年3月、渡辺氏が仕組債への出資を募り、少なくとも一人から1,000万円と保証金150万円を受領。
  • 2021年春以降、Telegramグループにおいて渡辺氏が運用を主導し、真子裕史氏が実務を担当。
  • 2021年12月24日、株式会社LGアセットが金融商品仲介業者として登録。

金融庁の金融商品仲介業者登録一覧でも、株式会社LGアセットの登録年月日は2021年12月24日と明記されています。

一方、資金の募集、受領、運用は、同年3月には既に始まっていました。

後から取得した登録は、それ以前の行為へ遡って効力を与えるものではありません。

金融商品取引法第29条 金融商品取引業は、内閣総理大臣の登録を受けた者でなければ、行うことができない。

本件では、渡辺氏が投資内容を主導し、真子氏が参加者対応と運用実務を担い、株式会社LGアセットの金融事業者としての信用が参加者へ示されていました。

会社が設立済みだったことと、金融商品取引に必要な登録を取得済みだったことは別です。

2021年12月に受けた登録が、同年3月まで遡って無登録期間を消してくれるのであれば、金融庁の登録年月日は単なる飾りになります。

LGアセット自身が「顧客から金銭を預からない」と明記している

株式会社LGアセットの現在の公式サイトには、さらに重要な記載があります。

「お客様から金銭若しくは有価証券の預託を受けることはありません」

LGアセットの金融商品仲介業者としての明示では、同社が所属証券会社の代理権を持たず、顧客から金銭や有価証券を預からないことが明確に説明されています。

ところが、本件では、複数人・複数口の、仕組債への出資金1,000万円と保証金150万円が、所属証券会社の顧客口座ではなく、渡辺誠氏個人の銀行口座へ振り込まれていました。

ここで、真子氏とLGアセットには二つの説明しか残りません。

  • 本件がLGアセットの金融商品仲介業務だったのであれば、なぜ顧客資金が所属証券会社ではなく渡辺氏の個人口座へ入ったのか。
  • 本件がLGアセットの業務ではなかったのであれば、なぜLGアセットの名称、登録、代表者である真子氏の金融経歴が参加者への信用材料として使われたのか。

どちらを選んでも、説明責任は消えません。

LGアセットの業務であれば、登録前の勧誘、顧客資金の受領経路、所属証券会社との関係が問題になります。LGアセットの業務でなければ、登録会社の看板を渡辺氏個人の金融商品へ貸した理由が問題になります。

公式サイトに「長期的な信頼関係」と書くことは簡単です。

本当に必要なのは、参加者から受け取った金が、いつ、どこへ入り、どの商品へ投じられ、誰の名義で保有され、誰が最終的な利益を得たのかという、取引単位の説明です。

真子裕史氏を頂点とする渡辺誠秘書室の指揮命令系統

真子裕史氏の問題を、仕組債事件だけで終わらせることはできません。

真子氏は株式会社ラストワンマイルの秘書室室長でした。つまり、渡辺氏の下で働く他の秘書を管理、監督する立場です。

当組合が把握している秘書室とその周辺の指揮命令系統を整理すると、次の構造になります。

  • 渡辺誠氏は、株式会社ラストワンマイルの代表取締役会長兼CEOとして、秘書室へ直接指示を出す最上位者。
  • 真子裕史氏は、秘書室室長として秘書部門を統括する一方、株式会社LGアセットの代表取締役として渡辺氏の金融商品運用を実行する人物。
  • 真子氏の下にいる別の私設秘書は、渡辺氏が代表取締役となった直後、業務内容を変えないまま、給与の支払元だけが渡辺氏の関係会社から株式会社ラストワンマイルへ変更された人物。
  • その私設秘書は、株式会社ラストワンマイルの事業に関する仕事をほとんど行わず、渡辺氏の予定、会食、移動、私的な連絡その他の身の回りの世話を継続している人物。
  • その私設秘書の配偶者は、詐欺事件による長期服役歴を持ち、現在も反社会的勢力との密接な接点を持ちながら、渡辺氏の裏の実行部隊として活動する人物。
  • 私設秘書の配偶者についても、株式会社ラストワンマイルが実質的な雇用主となり、会社資金を原資として活動させている人物。

問題は、私設秘書の婚姻関係そのものではありません。

渡辺氏が、その配偶者の詐欺事件による服役歴と反社会的勢力との関係を知りながら、会社資金を使って、自身の私的な交渉、威圧、情報収集その他の実行役として動かしていることです。

そして真子氏は、その私設秘書の上司に当たります。

渡辺氏から指示を受ける秘書室室長が金融商品を動かし、その部下は会社給与で渡辺氏の私生活を支え、その配偶者は会社資金を背景に裏の実行部隊として動く。

これは、通常の秘書室の組織図ではありません。

金融、私生活、対外交渉、反社会的勢力との接点を、一つの指揮命令系統へ束ねた渡辺誠氏専用の実行組織です。

会社の給与で渡辺誠氏個人の身の回りを支えたのか

株式会社ラストワンマイルが私設秘書へ給与を支払うのであれば、その対価として行われるべきなのは、株式会社ラストワンマイルの業務です。

渡辺氏個人の私生活、私的な会食、個人的な投資、外部との紛争、家族や知人への対応を行わせるための給与ではありません。

給与の支払元だけを渡辺氏の関係会社から株式会社ラストワンマイルへ変更し、実際の業務はそれまでと変えず、渡辺氏個人の身の回りの世話を続けさせていたのであれば、会社の人件費が渡辺氏個人の経済的利益へ変換されています。

同じ問題は、私設秘書の配偶者へ流れた資金にも当てはまります。

会社の従業員でも正規の外部委託先でもない人物を、渡辺氏個人の実行部隊として動かし、その報酬、車両費、宿泊費、飲食費、通信費その他を株式会社ラストワンマイルが負担していたのであれば、会社のための支出とは呼べません。

会社法第355条 取締役は、法令及び定款並びに株主総会の決議を遵守し、株式会社のため忠実にその職務を行わなければならない。

株式会社のために忠実に職務を行う義務と、代表取締役個人の交友関係や私生活のために会社資金を使うことは両立しません。

会社法第960条第1項 次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は株式会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該株式会社に財産上の損害を加えたときは、十年以下の拘禁刑若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

同項第3号は、取締役を対象に含めています。

会社給与、業務委託費、経費精算その他の名目を使い、渡辺氏又は第三者の利益を図るために会社へ損害を与えたのであれば、特別背任罪の成否が問題になります。

刑法第253条 業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、十年以下の拘禁刑に処する。

具体的な資金管理、決裁権限、支払方法、最終受益者によっては、業務上横領罪も検討対象となります。

名目が給与なら安全、秘書経費なら安全、会長決裁なら安全という制度ではありません。実際に誰のための仕事をし、誰が利益を受け、会社へどのような価値が提供されたのかが問われます。

真子裕史氏の管理責任は「知らなかった」で消えない

真子裕史氏は、金融商品取引法違反事件において、渡辺氏から指示を受けて実務を担った人物であると同時に、株式会社ラストワンマイルの秘書室室長でした。

したがって、真子氏には二つの方向から説明責任があります。

  • 渡辺氏が主導した仕組債について、LGアセット代表者として何を知り、何を指示され、何を実行したのか。
  • 秘書室室長として、部下である私設秘書の職務、給与、勤務実態、その配偶者による実行業務を、どのように管理していたのか。

真子氏が、私設秘書とその配偶者の活動を知り、指示又は承認していたのであれば、秘書室を通じた会社資金と人員の私的利用へ直接関与したことになります。

反対に、秘書室室長でありながら、部下が株式会社ラストワンマイルの業務を行わず、渡辺氏個人の身の回りの世話をし、その配偶者が裏の実行部隊として会社資金で動いていたことを知らなかったのであれば、秘書室の管理そのものが存在しなかったことになります。

知っていたなら関与、知らなかったなら監督放棄です。

秘書室室長という肩書は、部下へ指示を出すときだけ存在し、問題が発覚した瞬間に消える便利な透明役職ではありません。

さらに、真子氏が株式会社ラストワンマイルの勤務時間、人員、端末、事務所、交通費その他の会社資源を使いながら、株式会社LGアセットの業務を行っていたのであれば、兼業承認、利益相反、勤務時間、費用負担の整理も必要です。

株式会社ラストワンマイルの代表取締役秘書室室長として働いていた時間と、株式会社LGアセット代表取締役として働いていた時間は、どのように区分されていたのでしょうか。

渡辺氏の投資指示へ対応している間、給与を支払っていたのはどの会社だったのでしょうか。

この二つの会社と一人の実質的指示者の関係を説明しなければ、真子氏の肩書は、会社間の境界を曖昧にするための二重扉に見えてしまいます。

外向けには「秘書代行」、内向きには渡辺誠氏専用の実行部隊なのか

株式会社ラストワンマイルの公式サイトは、法人向けサービスの一つとして「秘書代行」を掲げています。

外部顧客に対して秘書業務を提供する会社であれば、自社の秘書室についても、職務内容、指揮命令系統、勤務実態、費用負担を明確に管理しているはずです。

ところが、当組合が把握する渡辺氏の秘書室は、会社業務と代表者個人の業務の境界が消えています。

  • 秘書室室長が、渡辺氏個人の金融商品取引で実務を担う。
  • 私設秘書が、会社の給与を受けながら渡辺氏個人の身の回りを世話する。
  • 私設秘書の配偶者が、詐欺事件による前歴と反社会的勢力との接点を背景に、渡辺氏の実行部隊として動く。
  • その人件費や活動費を株式会社ラストワンマイルが実質的に負担する。
  • 問題が刑事事件となっても、会社は従業員、株主、取引先へ説明しない。

外向けには秘書代行サービス、内向きには会長専属の私用代行と実行部隊。

これでは、株式会社ラストワンマイルが提供している最も手厚い秘書サービスは、顧客向けではなく、渡辺氏一人へ提供されていることになります。

さらに同社は、反社会的勢力との関係遮断に関する基本方針で、反社会的勢力との取引と資金提供を一切行わないと宣言しています。

その一方で、代表取締役の秘書室を経由し、反社会的勢力との接点を持つ人物を実行部隊として会社資金で動かしていたのであれば、公式方針と実際の経営は正反対です。

公式サイトへ立派な方針を掲載するだけでは、反社会的勢力との関係は遮断されません。

遮断すべき人物が秘書室の指揮命令系統へ組み込まれていたのであれば、まず切断すべきなのはウェブサイトの文章ではなく、その資金と指示の経路です。

真子裕史氏・渡辺誠氏・LGアセット・ラストワンマイルへの公開質問

真子裕史氏への質問

  1. 真子裕史氏が渡辺誠氏の秘書室室長を務めていた期間を明らかにしてください。
  2. 秘書室室長として、誰を部下として管理し、それぞれにどのような職務を割り当てていましたか。
  3. 渡辺誠氏の私設秘書が、株式会社ラストワンマイルから給与を受けながら、同社の事業ではなく渡辺氏個人の身の回りの世話を行っていた事実を把握していましたか。
  4. 当該私設秘書の職務内容、勤怠、成果物、経費を、秘書室室長として確認していましたか。
  5. 当該私設秘書の配偶者が、渡辺氏の実行部隊として活動していた事実を把握していましたか。
  6. 同人物へ株式会社ラストワンマイル又は関係会社から給与、報酬、経費その他の資金が支払われていた事実を把握していましたか。
  7. 海外株式の仕組債について、渡辺氏からどのような指示を受け、具体的に何を実行しましたか。
  8. 本件仕組債が開始された2021年3月時点で、株式会社LGアセットが金融商品仲介業者として未登録であることを認識していましたか。
  9. 投資参加者へ、LGアセットが金融商品を適法に取り扱える会社であるとの説明を行いましたか。
  10. 参加者の1,000万円と保証金150万円が、渡辺氏個人の口座へ振り込まれたことを認識していましたか。
  11. 実際に購入した仕組債の商品名、発行体、契約名義、購入先、保管口座を明らかにしてください。
  12. 株式会社ラストワンマイルの勤務時間、端末、事務所、経費を、LGアセット又は渡辺氏個人の投資業務へ使用しましたか。
  13. LGアセット代表取締役との兼業について、株式会社ラストワンマイルの取締役会又は担当部署から正式な承認を受けていましたか。
  14. 書類送検の事実を、株式会社ラストワンマイルの取締役会、監査等委員会、内部監査部門へ報告しましたか。

渡辺誠氏・株式会社LGアセットへの質問

  1. 渡辺誠氏は、真子裕史氏を株式会社LGアセットの代表取締役に就任させましたか。
  2. 株式会社LGアセットの設立資金、運転資金、事業計画、取引先選定に渡辺氏は関与しましたか。
  3. 株式会社LGアセットの実質的な意思決定権を持っていたのは、真子氏ですか、渡辺氏ですか。
  4. 本件仕組債は、株式会社LGアセットの事業として行われたものですか。
  5. LGアセットの事業だった場合、顧客資金を渡辺氏個人口座へ振り込ませた理由は何ですか。
  6. LGアセットの事業ではなかった場合、同社の名称、登録、真子氏の金融経歴を参加者への説明に利用した理由は何ですか。
  7. 2021年12月24日の登録前に行われた勧誘、資金収受、運用について、福岡財務支局、あかつき証券、東海東京証券へ報告しましたか。
  8. LGアセットの公式サイトが顧客から金銭を預からないと明示する一方、本件資金が渡辺氏個人口座へ入ったことを、どのように説明しますか。
  9. 投資参加者へ支払われた配当、元本、保証金返還を、誰の帳簿で、どの勘定科目により処理しましたか。
  10. 返還時に「出資金の返還とは言うな」「借入金の返済として扱え」という趣旨を指示した理由は何ですか。
  11. LGアセットの利益相反管理責任者は、本件と渡辺氏との関係をどのように評価していますか。
  12. 本件に関する取引、通信、顧客対応、資金移動、会計処理の全記録を保存していますか。

株式会社ラストワンマイル取締役会・監査等委員会への質問

  1. 真子裕史氏が秘書室室長を務めながら株式会社LGアセット代表取締役を兼務していた事実を、いつ把握しましたか。
  2. 真子氏の兼業、勤務時間、報酬、利益相反について、誰が審査し承認しましたか。
  3. 真子氏及び別の私設秘書について、雇用契約、職務記述書、勤怠記録、業務報告、成果物を保存していますか。
  4. 私設秘書の給与支払元を、渡辺氏の関係会社から株式会社ラストワンマイルへ変更した決裁者は誰ですか。
  5. 給与支払元の変更後、当該秘書が担当した株式会社ラストワンマイルの具体的業務を明らかにしてください。
  6. 当該秘書の配偶者へ、株式会社ラストワンマイル又は関係会社から給与、業務委託費、経費、車両費、宿泊費その他を支払いましたか。
  7. 渡辺氏、真子氏、私設秘書及びその配偶者による指揮命令系統を把握していましたか。
  8. 金融商品取引法違反事件で渡辺氏、真子氏、LGアセットが書類送検された事実を、いつ把握しましたか。
  9. 把握後、取締役会、監査等委員会、リスク・コンプライアンス委員会、会計監査人へ報告しましたか。
  10. 書類送検と秘書室の会社資源利用について、渡辺氏及び真子氏から独立した調査を行いましたか。
  11. 同社の反社会的勢力との関係遮断方針と、私設秘書の配偶者を実行部隊として利用した事実との整合性を、どのように説明しますか。
  12. 本件が内部統制、関連当事者取引、役員への経済的利益、適時開示及び上場維持へ与える影響を検討しましたか。

ラストワンマイル労働組合が求める措置

  1. 株式会社ラストワンマイルは、渡辺誠氏、真子裕史氏、株式会社LGアセット及び秘書室全体について、独立した外部専門家による調査を開始すること。
  2. 渡辺氏と真子氏を、調査委託先の選定、証拠収集、関係者聴取、調査結果の承認から外すこと。
  3. 秘書室所属者の雇用契約、職務記述書、勤怠、給与、賞与、経費、業務報告及び成果物を全件確認すること。
  4. 株式会社LGアセットに関する社内外のメール、チャット、通話、契約、入出金、会計処理、兼業承認記録を保全すること。
  5. 渡辺氏の個人口座へ入った仕組債資金について、入金者、送金先、運用先、配当、返還、最終受益者を取引単位で調査すること。
  6. 私設秘書及びその配偶者へ支払われた給与、業務委託費、経費、車両費、飲食費、宿泊費、渡航費その他の会社支出を全件調査すること。
  7. 会社業務と無関係な支出が確認された場合、渡辺氏その他の受益者へ全額返還を求めること。
  8. 福岡財務支局、あかつき証券株式会社及び東海東京証券株式会社へ、本件の事実関係と調査開始を報告すること。
  9. 反社会的勢力との関係を持つ人物が、秘書室、会社資金又は関係会社を通じて活動していないか、外部専門家による反社調査を実施すること。
  10. 本件を取締役会及び監査等委員会の正式議題とし、従業員、株主、取引先及び市場へ調査結果を説明すること。
  11. 本件について情報を持つ現従業員、元従業員、投資参加者その他の関係者に対する探索、威迫、不利益取扱いを禁止すること。
  12. 秘書室を、渡辺氏個人の私設組織ではなく、株式会社ラストワンマイルの正規部署として機能する体制へ改めること。

渡辺誠秘書室は、まさに渡辺誠メンバー

今回の書類送検事件で明らかになったのは、渡辺誠氏一人の金融商品取引だけではありません。

真子裕史氏は、株式会社ラストワンマイルの秘書室室長でありながら、株式会社LGアセットの代表取締役として、渡辺氏が主導する仕組債の実務を担っていました。

その仕組債は、LGアセットの金融商品仲介業者登録より前から始まり、出資金と保証金は所属証券会社ではなく、渡辺氏の個人口座へ入りました。

真子氏の下には、株式会社ラストワンマイルから給与を受けながら、同社の仕事ではなく渡辺氏の身の回りの世話を続ける別の私設秘書がいます。

さらにその配偶者は、詐欺事件による長期服役歴と反社会的勢力との接点を持ち、株式会社ラストワンマイルを実質的な雇用主として、渡辺氏の裏の実行部隊を務めています。

この指揮命令系統の頂点にいるのが、渡辺誠氏です。

会社の秘書室は、会社の経営と業務を支えるために存在します。代表取締役個人の投資を動かし、私生活を世話し、外部への威圧や実行行為を担う人物まで会社資金で支えるための部署ではありません。

金融実務を担う真子裕史氏、渡辺氏の私生活を担う私設秘書、その先で動く裏の実行部隊。全員が株式会社ラストワンマイルよりも、渡辺氏個人の利益と指示を優先していたのであれば、部署名が秘書室であることに意味はありません。

それは、会社の中に置かれた渡辺誠氏専属の私設組織です。

書類送検された代表取締役を「渡辺誠メンバー」と呼ぶのであれば、その金融商品、私生活、外部交渉、実行部隊を一体で支えてきた秘書室も、同じ呼び名がふさわしいでしょう。

渡辺誠秘書室は、まさに渡辺誠メンバーです。

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