伊藤取締役のセクシュアルハラスメント疑惑と渡辺会長を中心とする経営統治・刑事事件関連情報の不開示について、下記の通り公開質問状を送付しました
株式会社ラストワンマイル
代表取締役会長兼CEO 渡辺 誠 殿
取締役会・監査等委員会 御中
【公開質問状】伊藤取締役のセクシュアルハラスメント疑惑と渡辺会長を中心とする経営統治・刑事事件関連情報の不開示について
当ユニオンは、伊藤取締役による男性社員への反復的な股間凝視行為、これに伴うED・適応障害の発症及び配置転換の問題について、既に重大な人権侵害として抗議しています。
しかし、本件は一人の取締役による性的嫌がらせだけで終わる問題なのでしょうか。
伊藤取締役は、その役職名から渡辺誠会長の側近とされる人物です。その渡辺氏については、金融商品取引法違反の嫌疑による書類送検が労働組合側から公表されており、2026年6月12日付で嫌疑不十分による不起訴処分となったことも報告されています。
さらに、渡辺氏が貴社元取締役を脱税事件の共犯者であるかのように周囲へ吹聴しているとの情報、その事件で問題とされるスキームに関与したと指摘される複数の幹部や取締役が現在も在籍しているとの情報、当時の上場室長が捜索を受け、現在も捜査対象となっているとの情報も寄せられています。
上場企業の経営陣に関するこれほど重大な疑義が複数にわたり存在する以上、貴社は事実関係を調査し、投資家への説明や開示の要否を適切に判断しているのでしょうか。
当ユニオンは、以下について明確な回答を求めます。
1.渡辺誠氏の書類送検及び不起訴処分について、取締役会はいつ把握し、どのような調査と開示判断を行ったのでしょうか。開示不要と判断したのであれば、その具体的根拠を説明してください。
2.貴社元取締役を脱税事件の共犯者とする渡辺氏の発言は事実でしょうか。その根拠を確認し、会社として当該発言の適切性を検証したのでしょうか。
3.当該脱税事件に関連するとされる幹部の在籍状況、当時の上場室長に対する捜索の有無、会社が把握する捜査関連情報について、どこまで調査し、開示の必要性を検討したのでしょうか。
4.伊藤取締役は、渡辺氏との間にどのような指揮命令関係又は人事上の関係があるのでしょうか。今回の男性社員への行為及び配置転換に、渡辺氏又はその周辺幹部の指示、承認、関与があったのでしょうか。
5.伊藤取締役による性的嫌がらせ疑惑と、これら刑事事件関連情報との間に、人事上の報復、情報管理、内部通報への対応等を通じた関連性が存在しないことを、独立した調査によって確認しているのでしょうか。
これほど多くの経営陣に関する重大な疑義を調査せず、開示の要否すら検討しなくてよい理由にはなりません。
「会長には書類送検に関する疑義、元取締役や幹部らには脱税事件への関与疑惑、側近取締役には性的嫌がらせ疑惑。そして、被害を訴える男性社員が配置転換。」
この一連の問題を、貴社はすべて無関係な個人の問題として片付けるのでしょうか。
当ユニオンは、伊藤取締役の行為に関する労災申請への協力を改めて求めるとともに、傷害罪による刑事告訴を含む責任追及を検討しています。
併せて、渡辺氏及び伊藤取締役から独立した立場による事実調査、取締役会・監査等委員会の対応記録の確認、適時開示の要否に関する判断根拠の説明を求めます。
上場企業に必要なのは、経営陣を守るための沈黙ではありません。事実を調べ、責任を明らかにし、必要な情報を市場へ説明する姿勢です。
伊藤取締役の視線が問われている今、当ユニオンが問うのは、貴社取締役会が一体どこを見て経営しているのか、ということです。
